1月の読了本まとめ
1月に読み終わった本の数は8冊だった。もう少したくさん読む予定だったのだけれど、最後の1週間で急性胃腸炎に襲われて本を読んでいる余裕がなくなってしまった。健康でないと本も読めない。気をつけたいものだ。
先月の8冊、詳細は以下の通り。
石川博品『後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール』スーパーダッシュ文庫、2013
ひびき遊『ガールズ&パンツァー3』MF文庫J、2013
永菜葉一『アリストテレスの幻想偽典2』富士見ファンタジア文庫、2013
朱門優『ゾディアック・ウィッチーズ』富士見ファンタジア文庫、2013
内訳はラノベが7冊、海外ミステリが1冊となった。年始めだし(?)去年から積んでいたラノベを読もうというのが1月の密かなテーマ。比較的文量の軽いラノベだからもっと多く積ん読を崩せると思ったのだけれど、崩れてしまったのは私の体調の方だった。仕方ないね。以下、いくつか感想を。
『薔薇の名前<上>』
正月に実家へ帰って見つけたのがこの1冊。ミステリ好きでなくても聞いたことのあるタイトルだと思う。ずっと読みたかった本がそんなところにあったとは。もっと早く気づけよ私! というわけで貰ってきたのだ(笑)。
これが2014年の初読み本。舞台は中世、イタリア北部の僧院。そこで連続する奇怪な事件を探偵役の修道士・ウィリアムとワトソン役の弟子・アドソが解決していく推理小説。僧院が舞台になっているだけあって、ストーリーの中に神学論争などもふんだんに盛り込まれている。ペダンチックでとっつきにくい部分もあるけれど、文章がとても読みやすいから案外スラスラと読めてしまう。そして何より面白い。物語の序盤で、師弟コンビが遭遇する些細だけど不可解な謎をウィリアムが鮮やかに解明してみせるところなんかは推理小説としては最高のつかみであるに違いない。ホームズとワトソンの出会いの場面を彷彿とさせる。
暗号、迷宮、見立て殺人とミステリ好きなら堪らない仕掛けが満載で、とても長い物語だけれど飽きることは決してない。読むのに時間はかかるけど。今のところ下巻の半分まで読み終わっている。今月はまずこの物語を読了することから始めよう。
『後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール』
これの感想については先月の記事で熱く語ったのでそちらをご参照されたし(笑)
『一年十組の奮闘3』
『ぷりるん。~特殊相対性幸福論序説』
十文字青先生の作品を2冊読了。
クラスエックスシリーズは3巻目でどうやら終わりらしい。打ち切り(?)っぽい感じなのがちょっと残念。このシリーズもキャラがとても魅力的なので続きが読みたいです。
『ぷりるん。』は第九シリーズの1巻目。十文字青節全開の作品ですね。今まで読んだ中で一番好きかも。先月半ばのゲンロンカフェのイベントではこの本にサインをいただきました。宝物ですね。
『ガールズ&パンツァー3』
アニメシリーズと並行して出ていたラノベ版の最終巻。やっと読了。ラノベ版は沙織視点で描かれていたけれど、3巻目は華と麻子の視点で描かれる章もあり、アニメにはなかったエピソードも多くてとても面白かった。やっぱりガルパンは良い作品ですね。他のメディア作品も含めて続編が楽しみだ。